シトルリンはペニス増大サプリの中で最も有名な成分です。故に、量や質をウリにした商品が数多く存在し、それを参考に商品を選ぶ人も多いでしょう。しかし、それだけで選ぶと失敗する可能性が高く危険な成分なのも確かです。
シトルリンの効果や副作用、食べ物、摂取量の目安など基礎的な知識から、危険な理由など増大サプリで効果を出す上で、知っておいて損がない情報を熟練者や専門家、支持率の高かった情報からまとめます。
シトルリンとは?元は医薬品
1930年に日本で野生のスイカから発見されたアミノ酸の一種で、高血圧や血栓・動脈硬化などの効果から最初は医薬品に使用されていました。
アメリカでは健康食品や筋肉強化などのサプリメントに使用され、ヨーロッパでは抗疲労用医薬品として古くから使用されていました。日本では健康食品の中にL-シトルリンが配合されるようになったのは2007年と遅めです。
元は医薬品ということもあって、サプリメントへの配合が認可されると、筋肉やダイエット、精力系のサプリに配合され一気に人気が広まりました。今でもそうですが、シトルリンを配合した商品は精力関係だけではありません。
シトルリンがペニス増大サプリの有名成分になった理由
シトルリンが登場する前までは、薬局で買えるようなすっぽんやマカ、アルギニン等を主要としたスペックのいわゆる精力サプリメントしかなかったですが、シトルリンがサプリの成分として使用解禁になったのが大々的に報じられ、
元々医薬品として使用されてたのもあり、「国が効果を認めた成分」で「副作用の心配がない」ってイメージが強かった。
そこでシトルリンの基本作用に血流作用、血管拡張の効果がある為、
- 体全体に作用するという点で
- ペニスへも血流作用が働いて増大する
と無理矢理結び付けられて今日までペニス増大に欠かさせない成分として知られているというわけです。またアルギニンの精力や勃起効果に結びつけた。という流れです。
一斉にどの販売業者もシトルリンをウリにしたから影響力が強過ぎました。またコスト的にも都合が良く、摂取量によって安くも高くも調整できる成分でした。副作用がなく健康で安全な成分でサプリに最適だったのは大きいでしょう。
シトルリンの作用とは?アルギニンに変換される
実はシトルリンは体内に入るとアルギニンに変換されます。吸収率はシトルリンの方が高く、変換される際に一酸化窒素を多く排出し、スムーズに血管拡張し血流を送る作用をする。
ただ全部が全部アルギニンに変換されるわけではないので、アルギニンの目的の摂取量があるとして、シトルリンでまかなおうとすればかなり多く摂取しなければいけない。そこで2つを同時に摂取すると作用効率がアップするので効果的にはなります。
つまりシトルリンとして摂取すると血流・血管拡張作用を効果的にする。これがペニス増大にとっても必要な作用である。アルギニン単体では、精子や筋肉をつくるエネルギーを作り出すにとどまる。
シトルリンの効果・効能
- 冷え性やむくみ改善
- 肌や抜け毛などの改善
- 集中力アップ
- 心疾患の予防
- 肥満改善・ダイエット
- 筋肉増強、運動機能向上
- 精力アップ、ED改善
など脳から体のすみずみまで作用し、美容から運動まで幅広い効果・効能があるとされている。精力より健康に良い成分ということの方が強いです。ペニスへの男の関心が高過ぎて、そっちの効果で有名になったってことでしょう。
そもそも、アミノ酸の一種で、言わば体を構築するもの。血管拡張の効果はあるものの、それが直にペニスに働くものではない。ペニス増大や勃起しやすくなるような体質を造る成分、と捉えるべき。間接的に作用するということだ。
アルギニンなんかと一緒で、摂取してすぐに何かしらを実感しやすいものではない。アミノ酸の特徴は、すっぽんやマムシ等の動物系成分と比べると、実態がないだけに即効性もなければ、効いてる実感力も低い。毎日摂取して長い時間をかけて実感に気づくものです。
ペニス増大サプリに配合される理由
多くのペニス増大サプリにシトルリンが配合されてる理由は、血流を増やしたり改善する役割があるからです。ペニスを増大させるには定期的に血流を送り込む必要があります。そして、
シトルリンの最大のメリットはペニス増大サプリに含まれる他の成分と相性が良く、相乗作用を起こすことに優れている
からです。筋肉増強でもダイエットでもシトルリンは多くの成分と組ませてるはずです。
近年の増大サプリは成分数が200種以上など増えている傾向にありますが、これは多くの成分が体内で混ざった時に生じる相乗作用によって、効果力が増すと考えられているからです。
シトルリンやアルギニンは、それ自体は増大や勃起など精力的効果は低いですが、動物系など他を活かす役目があるので使用されているのです。
シトルリンの副作用
シトルリンはサプリメントに幅広く使用されているので、安全な成分というイメージがありますが、医薬品でも使用されることや日本では中々解禁にならなかったことを踏まえると、副作用の危険性があることも知っておかなければなりません。
摂取量を守り正しく使用すれば、副作用の報告はないようです。しかし、稀に以下の副作用が起こると考えられています。
- 胃腸負担による腹痛
- 血圧低下
- 頭痛
- 鼻づまり
です。特に高血圧の方は注意です。また、極度の過剰摂取には注意が必要です。
そもそもアミノ酸であり実感自体が極めて低いので、気にする必要はないという意見も多いです。
シトルリンの1日の摂取量の目安
過剰摂取など使用法を間違わないことも安全性、副作用に注意する上で重要です。特に近年のペニス増大サプリはシトルリンの量をウリにしたものが多いので推奨摂取量も理解しとくべきです。
シトルリンの推奨摂取量は1日800mgです。
確かにDHCをはじめ、薬局など多くのシトルリンサプリは800mg前後配合されています。
あくまで目安であり、1000mgを超えた商品もあります。海外製品では2000mgの商品もありますが、目安の倍以上を毎日摂取となると流石に副作用のリスクも高まってくると思うので注意した方が良いです。
更に「シトルリン量が多過ぎる=他の成分が殆ど配合できない」ということになり、多くの成分同士の相乗作用が増大効果につながる増大サプリにとっては大きなマイナスです。
摂取量は確かに多い方が効果的です。ただあくまでシトルリンのみという話ではなく、高性能の増大サプリのような、成分数が多く構成されたものの話です。もしシトルリンのみで増大するのであれば、DHCシトルリンサプリなどの1000円くらいの健康サプリでペニスが増大した。という人が続出してるはずです。DHCでもシトルリン量は増大サプリと比べても決して少なくはありません。
シトルリンの成分を含む食べ物
シトルリンは食べ物にも含まれており、主にウリ科の食品に多く含まれています。
- スイカ(180mg)
- ヘチマ(57mg)
- メロン(50mg)
- 冬瓜(18mg)
- ゴーヤ(16mg)
- きゅうり(9.6mg)
食事・食べ物でも摂取できますが、摂取量が少ないです。推奨されている1日の摂取量が800mgで、食べ物から摂取するのは難しいのでサプリメントで摂取するのがおすすめとなります。
これらを食べてペニスが増大したり、勃起や精力アップするなんてイメージは湧きません。1か月間スイカやゴーヤを食いまっくったが何の効果もなかったという情報がありました。
それよりお茶、魚、海藻、納豆、酢、キノコ、野菜、ネギを毎日食べて、更にレバー、すっぽん、うなぎ、牡蠣、にんにくなど血流を良くする食材や精力アップとして有名な食べ物を食べた方が効果的でしょう。
シトルリンと濃縮の関係!嘘に注意?
ペニス増大サプリの成分の中で最も有名であるシトルリンだけに、近年、公式を含む広告や宣伝で「100倍濃縮」という言葉を使って、3000mg、6000mgなど摂取内容量以上に量を多く見せる商品が存在しています。
しかし、ある商品の公式HPでは
L-シトルリンやL-アルギニンなどの粒子状の(アミノ酸)は、そもそも粒子状の成分です。純度100%の原料をさらに濃縮する技術は世界各国の研究機関のみても実例を見たことがありません。
当社ではシトルリンの濃縮技法そのものに対して非常に懐疑的であり、衛生研究所に食品成分検査を依頼中です。
と注意を促しています。つまり「粒子状のものを更に濃縮するなんてできない」ということです。
理由は他にもあり、
- そもそも1日の用量(成分の総摂取量)に収まっていない
- 完全な過剰摂取となる
- 商品のメイン成分(特に量が多い成分)を表す名称欄がシトルリンとなっていないものがある
など、おかしな点が多々あります。そうなると濃縮は量を多く見せるための嘘、少なくても疑った方がいいことは間違いありません。
確かに単純に考えても、植物や動物成分と違って、アミノ酸は元が粒子ですから、さらに手を加えることなんてできるのか?って思えます。できたとしても体積はどうなる?、濃縮前と同等の価値?と疑問点があります。
補足ですが、このことは逆に言うと、シトルリンは純度100%が当たり前ということになるので、「純度100%で安全・高品質」などと堂々と謳っていても無視すべきですね。
そもそも、通常、商品のパッケージ等にどの成分がどのくらい入ってるかは記載されていません。つまり調べようがありません。ただ、公式や宣伝ページにシトルリン量を掲載している「濃縮」という言葉を使っていない商品は、そのシトルリン量が用量内に収まっているので正しい量だと言えるでしょう。
また濃縮したことで効果に高低があるのかも疑問です。熟練者や専門家、支持率の高かった意見からもこういった声は多く、
そもそも、シトルリン量が効果にとってさほど重要ではない。量や濃縮については惑わされずスルーした方がよい
と言われています。
シトルリンだけじゃない!ペニス増大に必須の成分
そもそもペニス増大サプリで増大が成立する時、必須とされる成分の種類は
「アミノ酸、動物成分、植物精力成分、植物健康成分、ビタミン、ミネラル」
で構成されるものです。
ペニス増大サプリの種類の構成、役割を説明すると、
- アミノ酸:増大体質を構築する言わば土台・基礎
- 動物系成分:精力・増大力
- 植物精力成分:精力・増大力(効力は動物系に劣る)
- 植物健康成分:神経や消化器官など体内の健康部分に作用
- ビタミン、ミネラル:毎日サプリを飲み続けていく為の健康、状態維持
となっており、何が欠けてもダメとされています。
先ほど言ったように成分数が50種以上であれば、これら必須の成分種類を十分に満たしています。
逆に30種以下だと何かが欠けている可能性があり、効率良く増大するのは難しいでしょう。
シトルリンは増大に必要な成分のごく1部にしか過ぎません。ペニス増大=シトルリリンというイメージは捨てるべきです。
成分にはペニス増大に重要な優劣がある!
上に挙げた成分の種類ですが、当然重要度が違います。勃起、精力、増大に関しては
ビタミン・ミネラル類<アミノ酸<植物系<動物系
となっており、アミノ酸であるシトルリンの重要度は低いです。一方、健康や安全性に関しては
動物系<植物系<アミノ酸、ビタミン類
となっています。健康維持や毎日安全に飲み続けられるってことも増大の条件ですから、これらも無視できません。もちろん増大にとって動物系の精力成分は重要度が高く、その割合が高く含有量も入っていた方がいいですが、健康成分も必須なので、成分のバランスが重要になってきます。
健康メインの安いシトルリンサプリの効果と評価【市販・通販】
もし増大目的ではなく、あくまでシトルリンだけを摂取したいのであれば、増大サプリを選ぶ必要はありません。コンビニや薬局など市販の安いものでも値段に対し十分な量が摂取できます。増大サプリではない、健康メインの安いシトルリリンサプリを紹介します。
おすすめとは言えませんが、シトルリンというものを知る為に一度使用してみるのもありです。
DHCシトルリン
- シトルリン量(1日分):825mg(3粒中)
- シトルリン以外の成分:アルギニン
- およその価格:1200円
- 特に何も実感なし。自分の調子次第で性欲が出たと思うくらい。この価格なら仕方ない、まだアルギニンも入ってるので良い方。
- 総合評価:★★☆☆☆ 2/5
NOW社 シトルリン
- 3000mg(4粒中)
- 特になし
- 3780円
- 日本製ではないのでシトルリン量は圧倒的。2週間程続けると精力が増す(勃起しやすくなるなど)実感はあるが、気分がすぐれない副作用がある。4錠が1日の上限だが3錠までにしておいた方がいい。増大効果や精子量が増えた等の効果はない。
- 総合評価:★★★☆☆ 3.5/5
協和発酵バイオ スーパーアミノ酸シトルリン
- 800mg(4粒中)
- 特になし
- 2160円
- 特徴がない、特に何も実感なし。
- 総合評価:★★☆☆☆ 2/5
レディーゴー シトルリン
- 700mg(4粒中)
- バリン、ロイシン、イソロイシン、アスパラギン酸、ビタミンC
- 3990円
- 他のアミノ酸も入ってるので健康的には良い。精力的な実感はなし。
- 総合評価:★★☆☆☆ 2.5/5
オーガランド シトルリン
- 630mg(3粒中)
- 特になし
- 1512円
- この中ではシトルリン量は最も少ない。特徴もなく、何も実感なし。
- 総合評価:★★☆☆☆ 2/5
ファイン シトルリン
- 800mg(8錠中)
- L-アルギニン、ビタミンC、ビタミンE
- 1944円
- スタンダードな健康的シトルリンサプリ。大した実感はなかったが、健康維持や運動する人にとってはダイエットや冷え性改善が期待できるだろう。1日8錠接種する分、他より効果的。
- 総合評価:★★★☆☆ 3/5
健康系シトルリンサプリ総評
皆に共通していたのは「実感がない」ということ。シトルリンはやはり体内を構成するアミノ酸の一種なので、飲んですぐどうこうという事もない。
精力的効果もNOW社と革命王を除いてはなかったし、健康的効果も微妙なところ。
さすがにNOW社のシトルリンはシトルリンオンリーだが量が群を抜いてるので、精力・勃起効果はあったようだ。
シトルリンサプリは目的があやふやなので、いまいちメリットが見いだせない。
一番シトルリンサプリを効率的に使用する目的は、血流効果が上昇するのでダイエットなど運動との相性はいいだろう。また「ベース」として増大サプリとの「飲み合わせ」に使える可能性はある。
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