ペニス(亀頭・陰茎)に
- ブツブツが突然できた!
- ブツブツが昔からある、ずっと治らない!
- ブツブツがの数が増えてきた!
- これは性病?感染症?
- 悪性の腫瘍では?
- 人に移すしてしまうのでは?
などの悩みを持っている人は少なくありません。決して他人ごとではなく、自分もなる可能性もあるかもしれません。そんな亀頭のブツブツに関して、状態や症状、治療方法、その費用などをまとめした。
突然できた場合は尖圭コンジローマの可能性大!
生まれつきなどではなく、突然亀頭にブツブツ、イボができた場合は
低リスク型ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症
の可能性が高く、性交あるいはその類似行為で感染します。つまり、
他の人へ自分がHPVを移してしまうこともある
ということです。殆どのHPVは良性型ですが、
ブツブツ、イボができる場所は、亀頭やカリ周辺だけでなく、
包皮の内側や外側、陰嚢、陰嚢と肛門の間、尿道口、肛門のまわりや肛門内
にもできることがあります。感染後、
視診で確認できるまでに3週間〜8ヶ月(平均2.8ヶ月)を要する
と言われています。症状は
痛みや痒みなどの自覚症状はなく、小さなイボが増殖して尖ったトサカ状のイボを形成し、次々と新しいイボを増殖させてきます。
放置すると腫瘍化し、亀頭やペニス全体を覆い尽くし、性行為はもとより日常生活を行うことすら困難になります。
尖圭コンジローマによるブツブツ、イボの治療に関してですが、放置ではなくならない、除去治療でないと完治しない、ということです。様々なリスクがあることを考えても、早期の診察、治療が必要です。
尖圭コンジローマの予防【包茎の人は要注意!】
突然できた性行為による性感染症の場合、予防するにはワクチンも存在していますが、何よりコンドーム使用をすることです。また、
包茎の人は不衛生な状態になりやすいことから、性感染症になりやい
と言われており、仮性包茎を含め包茎の人は要注意です。再発しやすい観点からも、包茎手術と同時に治療する人も多いようです。
性感染症以外のペニス・亀頭・陰茎のブツブツ
性感染症以外の亀頭、陰茎部分のブツブツには
- フォアダイス
- 真珠様陰茎小丘疹
- 包皮腺、タイソン腺
があります。
- 生まれつき
- 脂腺が過剰に増殖
- 血管や線維の塊などの生理的変化
- 包茎によりカスが溜まる
ことなどで人よりブツブツが大きい、または数が多くできてしまっている状態です。尖圭コンジローマと同様に放置で治ることはありません。これらは緊急性や深刻なものではありませんが、性感染症に発展しやすく、女性にも不潔や何かの病気と疑われたり、見た目も悪いので治療することをお勧めします。
その他にも
- 多発性粉瘤症(陰嚢石灰沈着症)
- 光沢苔癬
- 陰嚢被角血管腫
- 陰部伝染性軟属腫
- 陰茎硬化性リンパ管炎
- 尋常性疣贅
- カンジダ性亀頭包皮炎
- 性器ヘルペス
- 脂漏性角化症
などの種類があります。その為、何の症状がなくても診察してもらうことは重要です。自分がどのような病気、状態になっているかわからないのは危険です。
亀頭のブツブツの治療法
- 軟膏塗布(イミキモドクリーム)
- 液体窒素を用いた冷凍凝固法
- 電気メスによる焼灼
があります。性感染症によるものか、そうでないか症状、状態によって変わってくるでしょう。
メンズクリニックでは短時間で除去でき、出血を抑え、キレイな仕上りになる電気メスによる焼灼が推奨されています。
尖圭コンジローマは非常に再発しやすいので、定期的に検診しなければなりません。
亀頭のブツブツは保険適用?除去費用
亀頭のブツブツ、イボの除去費用ですが、できている場所や範囲によって変わってきます。尖圭コンジローマはウイルス性の感染症で治療が必要なので、健康保険が適応されます。
フォアダイスや真珠様丘疹、包皮腺などのブツブツは美容の部類にあてはまる為、保険は適用されません。自由診療のクリニックでは3万円前後かかります。
まとめ
亀頭のブツブツ、イボは多くの原因、種類があります。性感染症による尖圭コンジローマは悪性の場合は陰茎がんになる可能性や、性交渉によって女性に感染させたり、それにより子宮頸がんを引き起こす可能性があるので、早急な治療が必要です。それ以外のブツブツに関しても、緊急性はないもののデメリットは多いです。
症状がなく、ブツブツの状態を自分で判断することは困難なので、放置せずとりあえず診察してもらうことが一番重要です。
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